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P-29 (航空機) : ウィキペディア日本語版
P-29 (航空機)[ぴー29]

P-29ボーイング社製のアメリカ陸軍向けの試作戦闘機。成功作のP-26の改良型として試作されたが、P-26からの性能向上はわずかにとどまり、制式採用はされなかった。ボーイング社の社内呼称はモデル264。本機とほぼ同仕様の海軍型にXF7B(モデル273)がある。
== 設計と開発 ==

=== XP-940 / YP-29A ===
P-29の試作はアメリカ陸軍の委託のもとにボーイング社が自費で進めた社内呼称モデル264に始まる。アメリカ陸軍が与えた試作番号はXP-940である。
モデル264は基本的にP-26の発展型であり、相違点としては完全な片持ち翼を持ち、フラップ、密閉式風防、そして引き込み式主脚を備えていたことが挙げられる。風防は幅が狭く前後に長いスライド式のもので、主脚は後方に引き込まれ、車輪は半分露出していた。他にはエンジンの覆いがP-26の幅の狭いタウネンドリングから、全体を覆うNACA式のカウリングに変更されていた。それ以外の胴体と尾部は、武装も含めてP-26と同一だった。
モデル264は1934年1月20日に初飛行をし、XP-940の名のもとに陸軍の試験を受けることになった。XP-940は高度3,048 m(10,000 ft)で354 km/h(220 mph)の最大速度を達成したが、ぎりぎりまで狭められていた風防がパイロットの視界を妨げたため、3月、ボーイングは標準的な開放式コックピットに戻し、尾部まで続く長いヘッドレストを設けた。また、エンジンはプラット&ホイットニーR-1340-35に換装され、エンジンのカバーもP-26Aのそれに類似したものに変更された(エンジンはその後R-1340-35からR-1340-27に戻された)。
1934年6月、試験の好成績により、陸軍はXP-940の試験の継続と、新たな2機の試作を決定した。追撃機としてP-29の呼称が与えられ、XP-940はYP-29A(シリアル34-24)となった。他の2機の呼称とシリアルはYP-29(34-23)、YP-29B(34-25)であり、なぜか2号機が型番・シリアルとも最も若いものとなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「P-29 (航空機)」の詳細全文を読む



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